スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

蔵書を一掃

近々引っ越しをする予定なので、思い切って蔵書を売り払うことにした。ちょうど古本屋を開業する予定の大学時代の先輩がいたので、買い取りをお願いする。2月某日、買い取りにF氏来宅。古本屋をはじめるために車の免許を取ったらしく、おぼつかない運転で自宅近くに車を停める。F氏はさっそく壁に沿って作られた本棚に向かい素早く本を分けていく。どういった風に本を分けているのか気になって聞いてみると、均一棚行きの本と、しっかり値付けができる本とに分けているのだそうだ。3時間ほどかけて本を分け終わると、今度は均一のもの以外の値を付ける作業を始めた。値付けというのも何を基準にしているのか気になって聞いてみたが、曰く、今まで市場で見てきた経験を基にしているらしい。Amazonのマーケットプレイスなどで、よくプレミア価格が付いているような本もあるが、その値段では実際のところ買う人がほとんどいない、という話も聞いた。
売るのに惜しいと思うような本は事前に確保していた。なんとなく、コンプリートしかけていた徳川夢声、古川緑波の本。入手が難しい私家版の本など。蔵書の値付けをしてもらっている間、F氏から借りた音楽プレイヤーと高級なイヤホンでロジャー・ニコルスなどを聴いて部屋をうろうろしていた。値付けが終わり、数千冊の本を引き換えに、数十万円の現金を得た。部屋はすっきりして、懐が暖かくなった。たいていの本は金さえあれば、いつでも手に入る。そう考えてまとめて本を売った。そもそも、買ったものの読んでいなかった本も多数あったから、今度からはできるだけ買ったらすぐ本を読むような習慣をつけたいと思った。

眼鏡が見つからなくて困った話

朝、目が覚めると、ベージュのカーテンと壁紙の区別がつかない程度の解像度で見慣れた部屋の景色がぼんやりと浮かんでくる。普段はベッドのへりに置いてある眼鏡を装着すると、それはそれは鮮やかな景色が見え始めるのだが、眼鏡がない。PC周りにでもあるだろうと、たかをくくっていたら、そこにもない。めちゃくちゃ狼狽した。裸眼では両眼とも視力0.01な上に乱視なのである。不幸なことに予備の眼鏡を用意していなかった。まっとうな人は眼鏡を2個以上常備しているのだろうか。あちらこちら探してみても眼鏡は見つからない。視覚情報が適切に得られないのは前世の報いにしてもひどい仕打ちだと思う。裸眼で視力2.00ほどある人が知人にいるがとてもうらやましい。

いくら探しても眼鏡が見つからないので、当座をしのぐために、メガネ通販屋でコンタクトレンズの空き箱に書いてあった度数を元に3000円の激安メガネをポチる。とにかく見えないということはものすごく困る。お金に余裕ができたら、レーシックに次ぐ視力矯正治療であるICLを受けたいものだ。

この記事のTOP画像は、「glasses, jazz」で検索したら出てきたビル・エヴァンス。ジャズで眼鏡って言ったらやっぱりビル・エヴァンスなんですね。ビル・エヴァンスの吸っている煙草の銘柄が気になったので調べてみたが結局分からなかった。少なくとも画像では両切りであるように見える。


サブスクの奴隷

ディスクユニオンで買い取りUPキャンペーンをやっていたので、CDを100枚ちょっと、音楽本を10冊ほど売りに行った。
新宿にはディスクユニオンの店舗があちこちにあるので、査定待ちの間、時間つぶしにいろいろ見てまわる。ある店舗で中古CD100円セールをやっており、5枚ほど購入した。なるべくApple Musicになさそうなものを選んだつもりだったが、帰宅して検索したところ、5枚中、3枚のアルバムがApple Musicで聴くことができた。1枚100円だからいいものの、2000円のアルバムだったとしたら、かなり落ち込む。こういった面がCDやレコードを購入するのに二の足を踏む理由になる。
ほかの店舗で、さすがにApple Musicに無いだろうなあ、と思って広谷順子のレコードを2枚購入したが、普通にあったので落ち込む。別の店舗で購入したソフトロック棚にあったレコード2枚はApple Musicにはなかったので、ある意味ギャンブルで勝ったような気持ちになる。完全にサブスクに支配されているリスナーだなあ、としみじみ思う。
査定が終わり、7万ほどの現金を手に入れて、ゴールデン街に向かう。夜間飛行、裏窓で軽く飲んで帰宅。

好きにならずにいられない

10月10日の07:00に起床してから、50時間近く眠れずに起き続けている。不眠の原因はおそらく、過眠の傾向があったために行きつけの精神科で処方されたベタナミンという精神賦活剤のせいだ。18時間も寝てしまうような過眠と、ロクな思考もできずに疲労が蓄積するだけの不眠とはどっちがマシだろうか。
「こんにゃく雑記帳」というブログ名は、本棚を眺めていてたまたま目に入った『こんにゃく随想録』(徳川夢声)から採ることにした。そういえば、徳川夢声の私家版である『問答有用』の11巻と12巻を手に入れたのにまだ読んでいない。稀覯本やレア盤など、入手するだけで満足してしまうことが多い。
近ごろは昔に比べて物を買うことが少なくなった。アマゾンのマーケットプレイスで安い古本はたまに買うが、音楽に至ってはApple Musicを漁るのに夢中で、2018年はレコード・CDを10枚ほどしか購入していない。ヤフオクで7インチ1000枚のまとめ売りを落札してた頃が懐かしい。
自分用に書いている日記以外で久々に文章を書いているが、読点をいかに配置すべきか悩む。読点について調べてみたところ、芥川龍之介が「僕等は句読点の原則すら確立せざる言語上の暗黒時代に生まれたるものなり。」とか言ってたらしいので、あまり気にしなくてもいいのかもしれない。
いつだったか、友人の車に乗り、どこかに向かっているときに、カーステレオから沖縄っぽい方言で歌われている「Can't Help Falling In Love」がかかり始めた。あらゆる音楽の中でこれが一番いいんじゃないか!という高揚感のもとShazamをすると「ネーネーズ」というグループだと分かった。ちなみに後半から急に登場する荒らしみたいなエレキギターのオブリガートでかなり萎えた。